家にいて何もしないと自分がダメになってしまいそうになると思い、小さい頃から何度か食事をし、おいしかった経験のある梅の花で働くことにしました。販売だけじゃなく厨房に入ってお弁当を作ったり、惣菜の用意をしたりしています。おかげで料理の腕も上がり、店の味を家庭で再現することも珍しくなくなりました。酢の物に湯葉を使ったり、餡の中に青海苔を入れたり、以前には考えられないようなメニューを食卓に出したりしています。夫の反応は一言「しぶいね♡」。もちろん誉め言葉です。
いつまでもたくさん働いてお給料をいただきたい。それが直接の動機です。梅の花だったのは人気のある店だし、接客の仕事が好きだったから。笑顔で応対すれば笑顔で返してくれるし、いつも買ってくださるファンの方もいらっしゃいます。料理も以前はごく普通の腕だったのですが、手際がよくなりました。なにより料理に工夫を凝らすようになりました。鍋の和風出汁にオリーブオイルやワイン（！）を入れたりするようになったのもここで働くようになってから。好きな接客ができて料理の腕も上がる。ダブルハッピーですね。
